現在この話は宗派によって解釈が様々だそうです。 イヴは蛇からそそのかされてリンゴを食べたのですが、 決して強制された訳ではなく最終的にはイヴ本人の判断で食べたそうです。 そしてアダムもイヴに強制されたのではなく勧められて食べたそうです。 しかし神にリンゴを食べたことを問い詰められたときアダムはイヴのせいにしてしまい、 イヴは蛇のせいにしてしまった。 これは私の解釈ですが、 もしそこで2人が自分の非を認めていれば2人は約束は破ったけれど、 神は2人を許していたかもしれません。 キリスト教もイスラム教も宗教は”教”と書きます。 つまり教えなんだと思います。 外国人は判断の基準は聖書を基にしていると言いますが、 この話ではおそらく自分で判断して決断した以上、自分の非は認めるという正直さと責任感を 伝えているのかもしれません。 |
また、余談ですが… 以前美術館でセザンヌ展を観に行ったとき、 セザンヌのロゴにappleが使われていたのです。 というのもセザンヌはリンゴを題材にした作品をたくさん製作した事で有名で、 セザンヌ=リンゴと言われるほどなのです。 ではそんなセザンヌとは? 本名はポール・セザンヌと言います。 セザンヌはフランスの画家でポスト印象の画家として有名。 最初の頃印象派で活躍した事から”ポスト”と付いているのです。 静物画ではよくリンゴを題材にした作品を多く残しています。 今残っているセザンヌの作品は約1000点近くあり、 そのうち100点近くの作品にリンゴが描かれているのです。 印象派の画家でもあるので、風景画も多く残しています。 特に代表作として「サント・ヴィクトワール山」があるのですが、 この山は彼が最も愛した山と言われています。 故郷の南仏を代表する山で、セザンヌは晩年南仏に戻って多くの作品を描いたのです。
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