本文へスキップ

”今”日本で話題のヒット商品・流行が一目で分かる新感覚サイト

 

マルモッタン・ネ展」に行ってきました! in 2015


「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」…東京都美術館
  目次
感想 〜「モネ展」に行ってきました!
”東京都美術家”に行くまでに…
開催概要 〜「マルモッタン・モネ展」




風景画で、印象派の巨匠クロード・モネ。

”「睡蓮」を描いた画家でしょ!!”と言う風に
絵画に少しでも触れた事のある人なら
知らない人はいないってほど有名な画家です。

実は日本とも非常に関わりが深いためか、
画風も日本的な感じもあって、
比較的馴染みやすい絵が特徴的だと思います。


もちろん開催してすぐに行った私としては…
やっぱりな〜”と言うくらいの混みよう!でした。

その時の様子をお話しします。



 
  9月19日(日) 〜 上野 〜
「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」…東京都美術館
マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展

待ちに待った
「モネ展」に行ってきました!


場所は〜
東京都美術館
上野の”東京都美術館

9月18日〜12月13日まで開催の企画展です。



マルモッタン・モネ美術館」はフランスのパリにある美術館。

名前の由来通り、
クロード・モネのコレクションを多数所蔵しています。

そのためか、
普段見れない貴重なモネの作品を見る事が出来るのです!


今回はモネの画家としての始まりから
晩年までの作品が勢揃いする形で展示されます。

展示構成はこのような感じです。
 マルモッタン・モネ展の構成
・プロローグ…風俗画の起源、絵画のジャンル
・第一章…家族の肖像 〜モネの妻や子供の絵などが展示。
・第二章…若き日のモネ 〜子供の頃描いたカリカチュア(風刺画)など展示。
・第三章…収集家としてのモネ 〜収集作品から、モネの交友関係が見えてきます。
・第四章…モティーフの狩人 〜旅先で描いた風景画が見れます。
・第五章…睡蓮と花 〜モネの庭を描いた作品がずらりと展示。
・第六章…最晩年の作品 〜今展でしか見れない様な貴重な作品が見れます。

これまでモネの作品を””で見る事が多かっただけに、
モネの作品を””で見れるのは実に貴重な体験!

モネの画家としての人生は、
モネの青年期の頃にさかのぼります。


モネは若いころから絵が好きで、
授業を聞かないでは絵を描いていたそうです。

もちろん絵の上手さは、
ずば抜けていたそうです。

その絵(カリカチュア)がブーダンの目に留まります。
(※カリカチュア=風刺画)

そして風景画家としての人生を歩むきっかけになったのです。


風景画家としての生き方を選んだモネは、
あちこちの都市に旅に出て風景を描いていきます。

その中で目を惹いた作品がコチラです。

オランダのチューリップ畑
「オランダのチューリップ畑」(1886年) クロード・モネ
「オランダのチューリップ畑」(1886年)クロード・モネ
寸法:54cm×81cm
※出展:Wikimedia Commons(public domain)

奥には風車が見え、
その手前には壮大にチューリップ畑が広がっています。

この絵を見て印象的だったのが、
遠くからでも鮮やかに咲く”
赤のチューリップ”です。

このチューリップの赤が実にイイのです!!


でも近づいて見ると…

一筆で大胆に描かれた感じに見えるタッチなのです。

風で揺られるチューリップを、
一筆でサラッと描いているのかと思うと、

風景画家になってから、
ますます絵の上手さは伸びているのかな〜と思ってしまいます。

実はこの「オランダのチューリップ畑」は、
今展で一番印象に残っている作品なのです。

それは…
チューリップの赤色がもの凄い魅力的だからなのです。




して
今回の目玉作品印象、日の出
「印象・日の出」(1872年)  クロード・モネ







「印象、日の出」(1872年)
 …クロード・モネ
寸法:48cm×63cm
※Web Gallery of Artより



中盤頃に登場してきますが、
この絵もモネの良さが存分に出ていると思います。

もちろん注目作品だけに、
この絵の周りには大勢の人が…。

この絵も「オランダのチューリップ畑」と同じように、
太陽の赤が一番魅力的なのです。

この太陽は印象に残るくらいインパクトがあるのですが、
でも柔らかさがある淡い赤色なのです。

何だか日本的な感じの赤に見えます。

それに水面に映った太陽も、
近くで見るとサラッと描かれているのに、
遠くから見ると波で揺られる感じが出ている。

本当に魅惑的な感じもしてしまいます。


「マルモッタン・モネ展」の図録集とポストカード
この「印象、日の出」という作品は、
印象派という名前を生むきっかけになった絵です。

でも当時は全く評価が低く、
見向きもされなかったそうです。

今では印象派がここまで高く評価されるまでなったのは、
この絵の功績もかなりあったのかな〜と。

1枚の絵の影響力は
スゴイものがあるのかもしれないですね。


そんな感じで、
この絵の歴史余韻に浸ってしまったわけです。




半に差し掛かると…
モネの庭?
 
※Pixabay(public domain)を参考

モネが愛した”モネの庭”の風景画が何枚も姿を現して来るのです。



それから
程なくしてでしょうか…

1920年頃?あたりから〜
モネは白内障で視力も落ち、
(近くは見えていたそうですが…)

そのためか描いた作品が大きなキャンバスで、
大胆なタッチへと変わっていくのです。

はっきり言って、
まったく別の画家が描いた感じのも見えるくらいでした。

何の風景を描いたのか判断するのが難しいモノもあり、
視力の低下が与えた影響は絵にも少なからず影響しているのかもな〜と。

それでも白内障用のメガネをしながら描き続けていたのです。
(※この頃モネが掛けていた眼鏡も展示していました。)

この絵への情熱はスゴイですね〜。

モネの生き様を思いながら
展示されていた眼鏡を見ると熱いものを感じます。



(参考)you tubeでこんな動画を見つけました。
「Claude Monet - Filmed Painting Outdoors (1915)」
…これはモネの庭を描いている様子だと思います。

モネ展のポスターがズラ〜リ!!

この晩年の作品まで見ていくと、
モネは絵で始まり、絵の終わった人生だったんだな〜と。


普段モネの作品を見ると言っても、
晩年の睡蓮を何枚も見れる事はそうそうありません。

それだけに、
モネの人生を味わうには最適な企画展だと思います。


「マルモッタン・モネ展」のグッズ
「印象、日の出」も貴重ですが、
この晩年の睡蓮を見れたのもかなりの貴重!


モネを少しでも知っている人なら、
行ってみる価値はあると思います。



おススメ!
インターネット上で様々なモネ作品が見れる!
⇒”Artsy.com”もどうぞご覧下さい!








 
余談ですが…
東京都美術館に行くまでに…

私が行ったのは9月19日でした。

季節的には”
”ですが、
でも周りの風景は
夏の面影がくっきりと残った感じでした。
東京都美術館へ行くまでに見た”こんな風景”

東京開催の「モネ展」は、
東京都美術館”で行われます。

上野駅を利用する人なら、
駅から美術館までの道のりをただ歩くのではなく、
周りの風景を味わいながら向かうのもいいともいます。

なにせ、
モネは”風景画家”ですから…

東京都美術館へ行くまでに見た”こんな風景”
「モネ展」が開催中の期間は、
ちょうど秋から冬にかけての時期です。

紅葉の移り変わりを味わうには最適な時期ではないでしょうか?

そして、景色を味わった後に…
「モネ展」でモネの風景を味わうのも一つの風情だと思いますよ!











流行のファストファッションを比較しました!

profile



注目の映画 in 2018
注目の映画は?
〜 2018年の注目映画 〜

OVER DRIVE
…6月1日公開

デッドプール2
…6月1日公開

空飛ぶタイヤ
…6月15日公開

ハン・ソロ /スター・ウォーズ・ストーリー
…6月29日公開

ジュラシック・ワールド / 炎の王国
…7月13日公開



注目の絵画展は?
ムンク大回顧展
…ムンクの「叫び」が初来日!
2018年10月27日〜
東京都美術館にて開催

今後の一押し絵画展

ルーヴル美術館展
(2018,5/30〜9/3)
…国立新美術館にて


ミケランジェロと理想の身体展
(2018,6/19〜9/24)
…国立西洋美術館にて

フェルメール展
(2018,10/5〜2019,2/3)
…上野の森美術館にて


ルーベンス展 - バロックの誕生
(2018,10/16〜2019/1/20)
…国立西洋美術館にて


※⇒注目の絵画展開催日程