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-　特定保健用食品　-

話題のトクホ商品をいくつかご紹介！ ◎ノンアルトクホ ◎トクホパン ◎伊右衛門 特茶 ◎トクホの”コーヒー” 　…ヘルシアコーヒーとボス グリーン

※参考に
⇒健康志向とトクホの商品





健康系の食品や飲料は本当によく売れています。
特にトクホ（特定保健用食品）の商品は異常なほど人気！



ちなみに、
”トクホ”とは

･･･健康維持や増進に役立つ食品として、
国から承認された製品の事を言います。



始まりは1990年代です。
当時は健康ブームで効果を謳う商品が多かったのです。
もちろん疑わしいものも多かった。
だからこそ
きちんと制度化して表示する様になったのです。

”特保”は国から認められた商品という事なんですね。



それから今に至るまで続く”特保ブーム”。
そんなトクホの中でも、
特に話題なものを取り上げてみると・・・





許可が認められ、後はヒットするかどうか！？
　 …2015年ヒット商品18位予想

ノンアルトクホ（特保）

”ノンアルトクホ” …ノンアルコール特保飲料の事を言います。 それが5月26日 サッポロビールから”サッポロプラス”が発売されます！ 実はこれまで まったくなかった分野での特保商品でした。 意外と言えば意外ですが、 実はノンアルコールの特保化は認可的に難しかったのです。 それが2015年2月18日の事。 ”消費者庁が ビールテイストのノンアルコール飲料を特保として許可”されました。 この時許可されたのがこの2社でした。 【 許可されたノンアル特保飲料 】 ”サッポロビール” …食物繊維（難消化性デキストリン）の働きで糖の吸収を穏やかにする。 ”花王” …茶カテキンを豊富に含み、脂肪を消費しやすくする。  ただ条件として宣伝方法や表示内容など 業界団体の自主基準を守り未成年の飲酒につながらない様にするという事でした。 この時に思ったのは どっちが早く特保化商品を発売するかと思っていましたが…。 早かったのは”サッポロビール”でした。 改めて思うのは、 特保化に至るまでの道のりは長いものでした… 2014年8月時点、 サッポロビールと花王の2社が申請を出しますが、 この時点では認可されませんでした。 理由は、 「未成年者の飲酒のきっかけになるため、 お酒の代替品として販売されているノンアルコール飲料は適当でない」 として回答を出したのです。 それが直後の事、 「トクホの許可要件である安全性と効果が確認できれば認めざるを得ない」として、 検討の方向に進んだのが経緯でした。 そして 2015年2月18日の事。 消費者庁がノンアルコールの特保化を許可したのでした。

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2014年発売の話題商品

特保のパン･そば

”特保といえば、ローソン” と言われるほど 健康志向の商品を多く世に出しているコンビニです。 そのローソンが コンビニ業界初となる 特保の”パン”と”そば”を発売！ 2014年10月21日、 特保の「食物繊維入りそば」を発売（関東エリア） 10月28日、 「特食パン（2枚入り）」を発売（沖縄を除く全国） 11月11日、 「からだ応援ロール（2個入り）」を発売 （東北、関東甲信越、中部、近畿、中国、四国エリア） ちなみに、 「特食パン」について。 （↑イメージ画像です） 【特食パン】 注目の成分は”難消化性再結晶アミロース” ※消化吸収されにくい炭水化物で、 食後の血糖値上昇を穏やかにする働きがあります。 実際に、 特食パンを2枚食べたところ･･･ 血糖値の上昇率が通常のパンに比べて約15％低減したという結果が出たそうです。 実は2009年に山崎製パンが、 トクホの食パン『モーニングバランス』を販売していました。 「モーニングバランス」の主要な成分は難消化性再結晶アミロース。 （特食パンと同じ成分です。） ※↓で難消化性再結晶アミロースを説明しています。 特保の成分が加わっただけで、 基本的に小麦粉を主原料としているため、 味は普通の食パンです。 でもこの時は思ったほどのヒットにはならなかったそうです。 でも今回発売の特食パンは話題になりそう！ そんな予感がします。 というのも、 最近健康志向で特保商品に手が出やすいから。 そして、 ２枚入りで小分けにしているからが理由と言われています。 最近は生活環境の理由から”食べきりサイズの小容量”が ヒットするポイントになっているのです。 コンビニ業界で、 一番「健康」に力を入れているローソン。 もしローソンに行ったら、 こんな商品もチェックしてみてね！ それが”希少糖入り商品”です。 低カロリーで健康に良い！ しかもダイエットにも良いという画期的な成分入りの商品です！ その先駆けとして1月14日に 「希少糖入りソイラテ」が発売しました。 1本（240ml）当り、カロリーが90kcal。 味もあっさり系で、 さら〜と飲みやすい。 豆乳が良いアクセントになっていて、 甘さも自然な感じになっています。 女性が好みそうなテイストです。 「希少糖入りソイラテ」 GI値が低く“健康配慮の糖”と呼ばれている 次世代甘味料を使用したオリジナルコーヒー。 今後は”マチの健康ステーション”という方向性で展開していく様です。 （用語の解説） ※難消化性再結晶アミロース…消化吸収されにくい炭水化物。 食物繊維と同様に小腸で吸収されにくいため食後の血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。

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体脂肪を減らしたい人はコレ！
　 …2014年上半期売れた特保飲料

伊右衛門 特茶

意外にスゴイ売れていたヒット商品。 …「伊右衛門特茶」 （2013年10月発売） これは、 2014年の上半期ヒット商品3位にランクした商品です。 ヒットの理由は、 ”体脂肪を減らす”というインパクトあるフレーズに尽きます！ ･容量：500ml ･希望小売価格：170円（税抜） （成分）1本500ml当り ･エネルギー：0kcal ･脂質、タンパク質、炭水化物：0g ･カフェイン：90mg ･カテキン：230mg  CMでは「バラバラバラ」でお馴染みのフレーズ。 最初”バラバラバラ”のフレーズに対して、 あまり意味も分からなく飲んでいたんですが、 この記事を見てビックリ！ 2014年4月22日のニュースリリースによれば、 ”発売から約半年で販売数量500万ケースを突破”。 これを見て超売れていたんだな〜と実感した瞬間でした。 今さらトクホのお茶で、なぜここまで売れたの？ って思うでしょうが、 一番のポイントが 「脂肪を分解する」って事にある様です。 ←許可表示では、 脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体の働きにより、 体脂肪を減らすのを助けるので、 体脂肪が気になる方に適しています。 ※ケルセチン配糖体は植物由来の成分で、 脂肪分解酵素を活性化させる効果があるのです。 これまで、”体脂肪を消費しやすい”など、 ”○○しやすい”といった遠回しの言い方が多かった特保。 ここまで”減らす”ってはっきり言うのは、 それだけ科学的、医学的にも実証されたって事なんですね！ ちなみに「脂肪の分解」について、 公式HPでは、分かりやすく記載してありました。 ”脂肪を燃焼させるには、 分解させた方が燃焼しやすい。 丸太もそのままだと火をつけても燃えにくい。 でも小さく薪（まき）の様に分解して、 バラバラにすると燃えやすい。” と言うのです。 かといって、 味はどうかと言えば、 ヘルシアの様に、 苦くもなく、（まったく苦くないわけではありません。） 普通の伊右衛門に比べれば少し苦い感じがしますが、 お茶の苦さと思えば、 普通に美味しいお茶です。 そして、 5月20日には、 １Lサイズのペットボトルも発売しました。 １Lは家用で、 普通のサイズは外用って感じで常時飲んでね！という風にも感じる。 （１Lサイズの方が得だから特茶という意味ではないようです。） 特に夏は売れそうな気配がします。 年間通して1,000万ケース突破も可能かもしれない人気のトクホ飲料です。 続けて飲むには、 ケース買いがお得ですよ！

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珈琲の特保化”ヘルシア缶コーヒー”

トクホのヘルシアコーヒーとは？

2013年に売れた特保のコーヒーがあります。 （2013年のヒット商品20位） それが「ヘルシアコーヒー」 （成分）1本当り ･熱量９kcal、 ･タンパク質0.5g、 ･炭水化物1.9g ･ナトリウム5〜90mg、糖類0g ･クロロゲン酸（5-カフェオイルキナ酸として）270mg ･カフェイン90mg 特保商品になりえたポイントは、 コーヒークロロゲン酸です。 原材料はコーヒーなんですが、 加工上で成分を抽出しているのです。 この成分は通称ポリフェノールと呼ばれているのです。   元々コーヒーに含まれるクロロゲン酸には、 抗酸化作用と発がん性物質の除去作用があると知られていました。 今回はそれ以外に脂肪の分解を促進する効果もあると分かったのです。 コーヒークロロゲン酸（ポリフェノール） （効能） ･抗酸化作用 …名前のごとく酸化するのを防ぐ作用 人間が錆びるのを防いでくれるのです。 シミやしわなどの老化、ガンや生活習慣病などは酸化が原因とされていて、 その原因である酸化を抑えてくれるのです。 ※ポリフェノールは他にお茶にも含まれています。 日本人が摂取するポリフェノールの約8割をお茶やコーヒーで摂取していると言われています。  それにしてもコーヒーに含まれているのに、 なぜこれまでクロロゲン酸を成分にした特保のコーヒーがなかったのか？ というのも、 クロロゲン酸は珈琲豆の加工で行われる焙煎によって減少してしまうのです。 そこで花王が新製法（ナノトラップ製法）でクロロゲン酸の量を維持しながら、 酸化成分を50分の1まで減らす事に成功。 体脂肪を燃やすのに必要な量270mgを維持しながら珈琲の香りや香ばしさを残して出来上がったのがこの”ヘルシアコーヒー”なのです。 ※焙煎＝煎る（ロースト）の事。 生の珈琲豆のままだと味も香りもあまりありません。 焙煎する事で苦みや酸味などコーヒーの独特な香や味を際立たせてくれるのです。 この焙煎度合いによって浅く煎れば酸味が強くなったり、深く煎れば苦みが出てくるのです。 私も喫茶店にはよく行くのですが、この焙煎の仕方によって店の味が決まってくるのです。

今回の珈琲は初のトクホ商品、 早速飲んでみたところ… ・無糖ブラック …味はちょっと苦みがなかったり、 間の抜けた感じがしました。 珈琲感があまりしないんです。 逆にコーヒーが苦手な人には飲みやすいのかもしれませんが、 だからか珈琲通の人にとってはあまりなじめないという人も多い様なのです。 無糖ブラック ケンコーコム ・微糖ミルク …これはちょっと違和感あるくらいで 普通のミルクコーヒーでした。 美味しくいただけます。 微糖で砂糖が少々入っているので、 今まで缶コーヒーを飲んでいる人にとっては飲みやすい。 初めてトクホコーヒーデビューの人はこちらが良いかも！？ 個人的にはこちらの微糖の方が好きです！ 微糖ミルク ケンコーコム 身体に良いからという理由だけでトクホの珈琲を選ぶのは最初だけかも…。 珈琲愛用者が”珈琲を飲むならトクホの珈琲”という様に本来の珈琲の味があって、 その付加価値としてトクホがあれば珈琲愛用者をトクホの珈琲に取り込めると思うのです。 目新しさがある分トクホ珈琲は大きなブームになると思いますが、 果たしてその後はどうなるのか？ と、思っていた矢先、 ヘルシアコーヒーがリニューアルしました。 ”風味が豊かにNew”となって、 パワーアップ！ 味は確かに、コーヒーらしさが増してきました。 以前よりもおいしくなっています！ でも普段カフェでコーヒーを飲む私としては、 もっとズシッとくる珈琲が好みですけど… このヘルシアコーヒーのプロモーション（広告関連）は、 主にビジネスパーソン向けの商品として力を入れています。 事実、雑誌や電車の中の広告、ラジオなどビジネスパーソンが触れやすい媒体ばかりです。 発売が4月4日で初月の売上は1,000万本。 当初の目標は4,500万本と設定しています。 果たしてどのくらいいくのかな？…

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第2の特保缶コーヒー

ボス グリーン

2014年1月21日にサントリーから発売された特保の缶コーヒー BOSSブランド「ボス グリーン」 特保化の成分 コーヒー豆マンノオリゴ糖 成分 ↓下の画像を参考に BOSSブランドから登場した特保の珈琲 成分がコーヒー豆マンノオリゴ糖。 これは普通の珈琲にはほとんど含まれていないのだそうです。 というのも、 コーヒーを取り出した後に過熱、分解、精製をして取り出した成分だからです。 このコーヒー豆マンノオリゴ糖が脂肪が体の中に取り込まれるのを防ぐため、 脂肪の吸収抑制の働きを持っているのです。 もちろんさっそく飲んでみた所… いつも飲む「微糖のBOSS」とほとんど同じ味。 コーヒー感が損なわれていない感じです。 若干違和感があるくらいですが、 あまり気にならない程度。 サントリーがBOSSブランドで出しただけあって、 味にはかなりのこだわりを持って作った様です。 ※本来ブランド商品はその企業を象徴する顔と同じ。 "ブランド商品=メーカー"と結びつくくらい 商品が企業そのものなのです。 だから商品にブランドのロゴを使うという事は、 それなりの自信とプライドがないと出せないのです。    これまでのBOSSの味を維持しながら、健康に良い”特保”の商品を作り上げった。 BOSSのロゴを前面に出したデザインだけあって、 サントリーの自信の一品だと思います。

今年もやっぱりトクホの商品はヒットになりやすい。 健康への関心の高さと、 そこへ様々な特保商品が登場してきたので、 話題性は十分なんですね！ こんな感じで、 2015年も特保商品は話題になりそう！！ さて、どんなものが登場するかな？

参考に、
トクホ市場を覗いて、ヒットの背景を探ってみる･･･
⇒「健康志向とトクホの商品」へ