GAP Inc.の売上業績と店舗数 | |||||||
最近では街に出かけると ”Old Navy”や”Banana Republic” このブランドショップも日本で見かけると思います。 知っている人も多いと思います。 さて、 そんな色々なブランドを展開するGAP Inc.について Annual Reportを見ながら考えていきます。 ※ここでいう”GAPグループ”は、 GAP、Old Navy、Banana Republicなどのブランドを含めています。
まずは売上の点から〜 〜 売上から見るGAP 〜 (GAPグループの売上推移) GAP Inc.(GAPグループ)は 売上に多少の上がり下がりはあるにせよ、 ほぼ横ばいを維持しているのです。 ”H&M”や”ZARA”に比べると なぜか勢いが感じられないと思うのはこういう理由からなのです。 ”でもなぜだろう??” と思いませんか? 思うにGAPの地域別で売上を見ると 何となく分かる事があります。 それは… (GAP Inc.の地域別売上) 2015年度のGAPグループの総売り上げは157億9,700万ドル。 その内訳は アメリカ地域での売り上げが約77%を占めているのです。 まだ日本を含めたアジアでの売上は10%ほど。 アメリカ国内での売り上げがメインで、 他の地域ではまだまだGAPグループの知名度は低いって事ですね。 他のファストファッション企業よりも 上手く海外展開が出来ていないからって事かも!? そう考えると納得がいきます。 今後GAPの行く道は自ずと予想できるのですが、 アメリカ国内はそこそこ維持しながら、 海外への展開を増やしていきそうな感じです。 特にアジア圏での展開は多くなりそう…。 |
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〜 店舗数から見るGAP 〜 GAPグループ全体ではほぼ横ばいの売上だと上で触れました。 もちろん店舗数の推移を見てもほぼ横ばいなのです。 (店舗数の推移) ()ではブランド別の店舗数を載せています。 GAPグループはGAPブランドがメインブランドかと思いきや、 実はグループ全体でGAPブランドが占めているのは約3分の1位。 3ブランドをメインの柱にして、 GAPグループが成り立っている感じですね。 実はここでちょっと GAPブランドに絞ってみたのですが、 ちょっと面白い事が… (ここ最近のGAPブランドショップの増減) −は閉店した数です。 これを見ると面白い事が見えてきます。 GAPブランドは店舗数的にはほぼ横ばいだけれど、 アメリカ国内では増えている店舗よりも減っている方が多い。 逆にアジアではGAPブランドの店が増えているのです。 やっぱりGAPは国内での販売よりも、 他の地域での販売展開を考えているのが何となく見えてきます。 今後日本でも ますますGAPのお店が増えていくかもしれません! |
【今後の一押し絵画展】 ◎「ルーヴル美術館展」 (2018,5/30〜9/3) …国立新美術館にて ◎「ミケランジェロと理想の身体展」 (2018,6/19〜9/24) …国立西洋美術館にて ◎「フェルメール展」 (2018,10/5〜2019,2/3) …上野の森美術館にて ◎「ルーベンス展 - バロックの誕生」 (2018,10/16〜2019/1/20) …国立西洋美術館にて ※⇒注目の絵画展開催日程へ |